
大月コンテンポラリーアート展は2022年に始まり今年で5年目になります。
今年は、京都市立芸術大学で版画を指導する大西伸明と大学院生たち、人形作家・はしもとともこ、そして彫刻家・浮川秀信を招き、「透明なコピーとやわらかいリアル」と題した展覧会を大月町文化教育交流拠点COSA、およびベルリーフ大月をサテライト会場として開催します。
副題の『透明なコピー』は、日常よく見かけるモノをアクリル樹脂に置き換え、精巧な彩色によってリアルに仕上げた大西伸明の作品を表しています。版画に携わる大西がテーマとする『複製』という行為は、これらの立体作品を通して、その意味をさらに拡張しています。
一方、はしもとともこは、織りをはじめとするさまざまなテクニックを駆使して制作したパーツから、豊かな表情をもつ存在感のある人形を生み出します。
そして、浮川秀信は、硬く強いピアノ線から、やわらかく曖昧な存在感を放つ立体作品を構築します。自身の作品を、浮川は「空気をつかまえる装置」と表現しています。
私たちは日々、目や耳、ときには触覚を通して世界を認識し、「これは何か」という判断を積み重ねながら現実を形づくっています。 しかし、その「リアル」は決して固定されたものではなく、経験や記憶、素材や見え方によって揺れ動くものでもあります。 本展に登場する作品たちは、そうした私たちのリアル感覚を刺激し、日頃の認識をやわらかく揺さぶってくれるかもしれません。
サテライト会場のベルリーフ大月では、大西伸明と京都市立芸術大学の学生たちが、ホテルのロビースペースを使ったインスタレーションを試み、その制作プロセスを会期中に公開します。
オープニングでは音楽会とはしもとともこによる人形ワークショップを開催するほか、会期中には大西伸明教授と京都市立芸術大学の学生たちによる、大月町の海水を使ったワークショップ『塩の結晶版画』も開催します。 アーティストの指導によるクリエイティブな作品づくりを、ぜひお楽しみください。
大月町では、過疎化・高齢化が進行する中、地域の魅力を再発見・再発信、地域住民のつながりを深める新たな取り組みが求められています。 本アートイベントは、地域振興と移住促進の一環として、芸術を通じた地域活性化を目的に開催します。
+1art
2026年9月5日(土) 〜 13日(日)
※火・水・木 休館
10:00 〜 16:00

無料
①アーティストトーク
13:00 - 14:00
大西伸明、はしもとともこ、浮川秀信、京都市立芸術大学大学院生
作品や今回の滞在制作についてなど。 質問等も大歓迎。
⚫︎無料

②ワークショップ ちいさきものを作る
14:00 - 15:30
はしもとともこ
布やボタンなど作家が用意する素材で、20cmくらいの小さい生き物を作ってみよう!
⚫︎参加費 ¥500(材料代の一部)
⚫︎定員 5〜6名(要予約 ▶︎gal@plus1art.jp)

③音楽会
16:00 - 17:00
ゆいまーるとりお
歌、ギター、ダルブッカ(パーカッション)による3人組ユニット。アンビエント、ジャズ、POPSなど、ジャンルにとらわれない幅広い音楽性を持ち、アコースティックな響きを基調に、シンセサイザーやエフェクトを取り入れた独自のサウンドを展開する。
⚫︎無料

大西伸明、京都市立芸術大学大学院生
日時:9月13日(日)13:30-15:00
会場:大月町役場 1F
従来の「インクで刷る版画」のイメージを覆し、「海水(塩水)」をインクの代わりに用いてプリントする独自の技法に挑戦。大月町の「美しい海」が作品に。
⚫︎参加費 ¥500(材料代)
⚫︎定員 10名(要予約 ▶︎gal@plus1art.jp)

主催:+1art 共催:大月町文化教育交流拠点COSA(大月町役場)
後援:高知県、公益財団法人高知県文化財団、高知県立美術館、大月町教育委員会、高知新聞社、RKC高知放送、KSSさんさんテレビ
協力:くろしお芸術協議会、中地シュウ(海辺の自然史研究舎)、笹島康仁(土葉舎)